えーっと、ホントほったらかしも良いところですが、11月21日より釜山からソウルに移動しています。
ソウルでは『RE/PLAY』という作品を作っています。
本番は、12/22~31です。テハンノの
情報小劇場で上演します。
10/25に釜山に来てから、一応日記を付けています。
12/15の日記をこちらにも載せます。
12/15
結婚記念日でした。早いな、もう二年。でもこの2年、夫婦で500日も一緒に居なかっただろう。今年は一緒に居た日の方が少ないかもしれない。でもそんなこんなで二周年。
テハンノのドクターマーチンの店で、お揃い?色違い?のハラコのヒョウ柄のブーツと靴を買う。
多分店で一番高いブーツと靴。締めて680000ウォン!!!これくらいは奮発せねば。
会えない時間に稼いだ釜山のギャラをふんだんに使う。
買ってから調べたが、日本で買うと7万円くらい。それを考えると安いなー。5万円切ってるもんな。
よし、良い買い物した。
一旦部屋に戻って、靴履き替えて、昼ご飯。

妻が昨日食べたいと言ってて食べられなかったスンドゥブを食べにヘンウン食堂へ。
俺はトゥクプル。まぁプルコギ。妻は観光へ、俺は稽古へ。
夕方、観光を終えた妻が稽古場に来る。俺がトイレに行ってる隙に、妻が居なくなっている、かつ、みんなソワソワしている、明らかに全員が挙動不審。必要の無い会話をしてきたり。
明らかに、結婚記念日ドッキリを仕掛けてきている。煙草を吸いに外に出ようとすると、さらにソワソワ、一緒に外に出る演出助手やソン・ギウンさんが韓国語で耳打ちとかしている。いやいや、韓国語だからってわからないと思ったら大間違いだぞ。明らかに何かを企んでるのがバレバレのまま、外へ。
案の定、俺を中に入れない為の工作がなされている。ギウンさんが俺が中に入らないように色んな話を振ってくる。おそらく今頃稽古場の中で色々準備している事だろう。
ホント、ドッキリ仕掛けるなら、上手くしかけて欲しい。気付かない振りをするこっちの身にもなってくれ。
ギウンさんが二本目のタバコを吸い終わった頃、ようやく部屋の中からお呼びがかかる。
中に入ると、二本のろうそくが立ったケーキがある。そしてBGMは「幸せハッピー 二階堂和美ver.」なかなかやる選曲だ。みんなから結婚記念日おめでとうのコール。ちょっと泣きそうになる。
あれ、でも妻の姿がまだ見えない。すると、着替え部屋から
韓国の花嫁衣装を着た妻登場。やられた、完全にやられた。感涙。必死にこらえるもさすがに感涙。そして、俺にも花婿衣装が手渡される。号泣だけはするまいとこらえつつ着せてもらう。
そして、俳優のソンイルが司会(?)で、これから韓国式の結婚式をします、と。
あぁもうなんだろうか、こんなに幸せで良いのだろうか。
本当は木彫りの鳥のところが、紙に書いた鳥の絵だったり、和やかに式次第は進む。
ケーキだと思ってたのは、韓国式のお餅のケーキだった。ケーキ入刀もやって、スピーチでは、妻は号泣。
俺は何とか耐えて、「今夜はみんな好きなもの食べて下さい」と。いや、もう何でも奢ります。
後から通訳のホンイから聞いたら、結婚記念日に合わせて妻が韓国に来るのを聞いてから、皆で衣装借りたりして準備してたとの事。本当に日本でも韓国でも良い仲間に巡り会えて、自分は本当に幸せだと思う。演劇を始めて、こんなに良い仲間と出会えるなんて、演劇にはもう絶対恩返ししきれない。
みんなで写真撮ったり、お餅食べたりして、稽古再開。いや、ホント稽古しづらいわ。
こんな事してもらった後に俳優怒れないよ。とか通訳のホンイには言っていたんだが、稽古再開してみると、案の定全然いつも通りイライラしたりする。演出家って酷いな。
稽古はまた進んだ。さすがにもう本番まで一週間くらいしかない、そりゃ進むわ。
稽古後は、みんなでサムギョプサルを食べに。もちろん俺の奢りだ。しかし、13人で、お腹いっぱい食べて、飲みまくって、140,000ウォンって、1万円切ってるし。圧倒的に酒が安い。ソジュ一瓶200円ちょっとだし、瓶ビールも同じ。全然奢り足りないぜ。
帰宅し、妻と今日を振り返ると、やはり泣けてくる。本当に夫婦にとっても幸せな瞬間を過ごせました。
みんなありがとう。
