ADMIN TITLE LIST
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


5/27
11:00小屋入り。が遅刻して11:30頃到着。

ダメ出しして、稽古。
今日はそこまで稽古はせず。
もう変えるところもないし、昨日のソワレを維持してくれれば概ねOKなので、あとは俳優さんに頑張ってもらうだけ。
開演前、客用トイレに財布を落とす。
全然気付いてなかったが、開場中にスタッフから届けてもらう。

14:00開演。
さすがに出来は良かった。素晴らしい。
最後の暗転は今までの僕の作品の中でも屈指の暗転だった。
さすが岩城さん。

客席も補助席も出て満杯。
カーテンコールもトリプル。
俳優達の照れくさそうな笑顔を見て、ホント良い公演だったなぁと思いました。

バラシ。予定より1時間くらい早く終った。
さすがメンツがほとんど青年団だっただけある。

打ち上げまで時間が空いたので、プレゼント交換のプレゼントを買い足しに。
いざ、品物を買おうとレジに行って財布を空けたら…札一枚も入ってないでやんの。
…抜かれてやんの、15000円。
楽日の客で誰か15000円を俺の財布から抜いた奴が居る。
地味に痛い金額、いや、地味とかじゃねぇな、メチャクチャ手痛い。
つーか中身見れば俺のだってわかんだろ、まさか劇場のトイレでこれから見る芝居の演出家の財布拾うとは思わなかったろうな。
そいつまともに芝居見れたのか?そんな奴に芝居見せたのが悔しい。お前だけは楽しませたくない。

開演前には気付かないで、幸せな気分で本番を見れたのだけが不幸中の幸いでした。
クソ、くれてやるよそんくらい、15000円拾うより俺の方が幸せだぜ。

レジの女の子とその件で談笑し、プレゼントはカードで購入、カードは無事でした。あぶねー。

打ち上げも楽しかった。こういう公演ならではだね。
数年ぶりに大入り袋も配る。
実際大入りでした、動員1200人。
すげーな、入ったなー。
毎日客席の一番後ろで観てたんだが、実際300人埋まってるところで自分の演出した作品を上演する、というのは気持ちいいもんですね。

そして打ち上げ恒例のプレゼント交換。
(事前にくじ引きをして、誰にプレゼントを買ってくるかを決め、誰に買ったかは渡すときまで秘密。という多田家クリスマス会が発祥のイベント。)

今回は、本多さんから名前入りパンツを頂きました。
070528_1640~001.jpg

これはすごい、ちゃんとjnskって入ってる。
ありがとう!!

んで俺は、町田さんに。
芸術立国論と浜田真理子の「Love song」とビーチサンダルをプレゼント。
あと皆に今回劇中で使った曲をCDに焼いてプレゼントした。
やっぱり楽しいな、これ。この時ばかりは思いっきりはしゃぐ。

んでまぁ結局19:30から5時まで飲む。
朝の小田急線で寝まくる。各駅で向ヶ丘遊園までいって目が覚め、下北まで戻り、夏目宅で寝る。

5/28
起きて、六尺堂へ。
11:00から荷下ろし。
セットを解体したり等。
2時間くらいで終り、チェゴヤでランチを皆で食べて解散。
お疲れ様でした。

ようやく帰宅。うん。フェレットのトイレがえらい事になってる。
うんこ臭い部屋へ帰宅。

明日以降のスケジュールを考える。
…なんか色々あるな。打ち合わせ祭りだ。

夕方春風舎にネバールーズの方達が劇場下見にきて立ち会う。
面白いことやってくれそうなので楽しみです。
その後春風舎の掃除機を修理。直ったぜ。



では、恒例の作品解説。
まぁ何度も言っていますが、これが正解と言うことではありません。
僕はこういうつもりで作りましたが、観た人にはまた違う受け取り方をしてほしいものです。

今回は、初プロデュース公演だし、初めての300キャパクラスの劇場だし、俳優も9人中7人初めてやる人、と、かなり大変な事が予想されたので、どうすれば失敗しないかを結構考えました。

まずはスタッフを青年団で固めた。
これでさらにスタッフも初めての人ばかりだったら出来なかったかも知れない。

舞台監督の伊東龍彦は通称イトハン、俺の中学の同級生。
中学時代スゲー仲の良かった友達。
卒業して15年。かたや演出家、かたや舞台監督になっており、今回念願かなってついに一緒に仕事が出来た。

本当に今回はいつも一緒にやっているスタッフと共に戦えたのがまず大きいだろう。
そしてイトハンと仕事できる喜びも、モチベーションを上げてくれた。
本当に戦いでした。
共に戦う仲間を作ったのが恐らく今回一番大きい勝因だろう。

そうなってくると、あとは内容次第。
稽古初日には台本が3分の2位。
まだ出番がない人が何人か居ました、夏目とか。

今回の稽古で何をやったかというと、まずは僕の持ってるワークショップや、オリザさんのワークショップをやって、僕の演技に対する考え方、戯曲の立ち上げ方、等々を理解してもらうところから始めました。
プロデュース公演だと、本当に俳優の経験もバラバラだし畑もバラバラなので、とりあえず共通の体験をしてもらうと言うことが大切なので。

あとは舞台上でコミュニケーションを取るという事を延々やっていました。
僕としてはそれさえ出来ていれば今回は行けると思っていたので。
シーンが成立してるか、その台詞を今言って良い状況が出来てるか、というところを気にしながら作業しました。
二騎の会の演出の時に近い作業。
まぁ詳しくは僕のワークショップにでも来てください。

さて、そして今回この牧田さんの戯曲をどうしたのか、という話ですが、僕は演劇界でも屈指の牧田作品を観ている人間じゃなかろうかと思ってるんだけども、牧田さんの戯曲を演出できる日がくるなんて、という感じで、まぁ気合い入ります。
残念ながら牧田さん以外の演出を観たことが無かったんだけど、むしろそれも良かったのかも。

あと、今回気付いたんだけども、今まで僕が演出した他の人の戯曲には、暗転が無かったんですね、なので今回は初めて自分以外が書いた、暗転のある戯曲を演出したわけです。
初めてづくしですわ、ホントに。

普段僕は戯曲を書いてる時に一緒に選曲もしてるので、曲は早々に決まってるんですが、今回は選曲も戯曲を読んでしなきゃいけない、こりゃ大変だと。常にiPodを聞いて生活してた。

女性ボーカル、で全曲同じアーティスト、で行く事に決める。
で、最終的に選択肢が二つ。
中村まりか浜田真理子。
そんだけ選曲して結局そこかよって感じですが、しょうがない、結局ここになります。
良いものは良いんです。

で、稽古も進み、台本も上がり、演出の方向性も決まり、これはラストは絶対に「十五夜」だと言うことで、全編浜田真理子にすることにしました。
いや、逆かな、「十五夜」を聞いて、演出が決まったのかも。
新江古田から家まで歩いてる途中のことでした。

僕らにはそれでも愛する事しかできないぜ、というつもりです。
牧田流悪意に対する僕なりの返答です。
今の時代に悪意を描くとしたら、これしかないだろう。
人間って嫌だよね、の時代はもう良い気がするんだよな。
まぁ基本はunlockシリーズの考え方ですけども。

そこまで決まれば、あとは浜田真理子を聞き続ける日々です。
それも結局ほとんどがアルバム「夜も昼も」からの選曲になりました。
珠玉のラブソングが詰まった良いアルバムなので気になった方はぜひちゃんと聴いてみて下さい。
http://blog.eplus.co.jp/hamadamariko/
ちなみに客入れは中村まりアルバム「SEEDS TO GROW」

以下劇中使用曲 全て浜田真理子

オープニング
銀色の道 [jazz var] (オリジナルサウンドトラック「カナリア」)

転換1:父娘のシーン~柳沢、真理子のシーン
『存在』 (アルバム「夜も昼も」)

転換2:父倒れる~父と三橋のシーン
『爪紅のワルツ』(アルバム「夜も昼も」)

転換3&4:父の部下登場~夫婦バラを切る~智美、宇野、部下
『埋み火のブルース』(アルバム「夜も昼も」)

転換5:柳沢の死
『銀色の道 [jazz var]』

ラスト
『十五夜』(アルバム「夜も昼も」)

と言うわけで、選曲、も今回の大きなミソでした。
暗転の度に早替えなので、どうしても最低1分くらい暗転しなきゃいけないという事情もまずあったけどね。
もうそうなったら聴かせるしかないでしょ。

戯曲には相当忠実に作りました。
ト書きもほとんど守ってます。

守らなかったト書きは、柳沢が死んだ後に何かが降ってくる、というのと、バラの芽が伸びている、位かな。

正確には、何かが降ってくる、は守ったとも言える。
ト書きが雨が降ってくる。じゃなくてよかった、さすが、牧田さん。
あの二人にはあの時何が降ってきてたんだろう、という感じです。
現実が降ってきてたのかも知れないし運命とかかも知れないけどもその辺の何かが降って来てたんじゃないかなーと思ってます。

バラですが、バラの芽が出たという台詞もあるし、ラストも水をやってるんですけども、あそこでバラを出すのは嫌だったのでやめました。
咲いて欲しかったと思う人と、咲かなくて良いと思う人が居ればいいなと。
枯れ木に水をやる、と言うのが何かのメタファーとして機能すればいいなと言うのもあります。
僕としては不完全な人間自身を愛する事のメタファー。

で、まぁ今回の演出の肝は、まぁオープニングとラストかなぁ、さすがに。
人が立ってる姿で作品を挟むのは、まぁ今回は良いんじゃないかと。
あと緞帳。パッケージですね。
最初と最後のシーン、浜田真理子、緞帳でパッケージしました。

台本上のラストシーンはお父さんがイスに座って歌ってるところで終っています。
最後の土下座は演出で付け加えたもので、一応まぁ五十嵐に謝ってるのか、単純にボケて昔やった行為をなぞってるだけなのか、まぁどちらに見えても良いです。
結果的にボケてるのかどうかをちょっと曖昧できた気もするので良かった。

あの土下座で、今回描かれた人物達を集約することはできるかなと、謝る、という事も戯曲のキーポイントだったので。
罪と罰の話で重要なのは、やっぱ謝意とかだと思います。人間は。
柳沢も、智美も、部下も皆謝ってる。
まぁでもあそこは坂口さんの魅力あってこそですけどね、もう、素晴らしい。

そしてラスト。
最後の五十嵐の妹の台詞に対する、戯曲に対する僕なりの返答です。
観りゃわかるけど、各人物達のハイライトを同時に再現してます。
ただ、お父さんと五十嵐のシーンだけは、現実と異なり、お父さんは怪我をしません。
全員現実とは違う結果にしようともしたんですが、やってみたら面白くなかったので、お父さんと五十嵐だけ変えました。
もしあの時こうだったら的な事と、まぁその憤りと、まぁそんな感じです。

で、お父さんと五十嵐のもみ合いが終ったところで、全員動きをやめて、ただ立っている、と。
まぁ夢から醒めた感じと夢を見ている感じが混在するイメージかなぁ。

何で立ってるかってのは、まぁ1時間45分が蓄積された身体から発せられるものというのと、その為にオープニングとラストは同じ立ち位置、岩城さんが照明も同じにしてくれた。でまぁ人間を愛する話なので、ただ、人間を見て欲しかった、さて、じゃあ皆さんこの人間をどうします?という感じです。
人間を使って人間を表現する、というところに僕は行こうとしているんじゃないかと最近考えてます。
ラストは、目の前に俳優がいる「演劇」じゃないと出来ない事を、という相変わらずの方向性は示せた気で居ます。

全体的な俳優の見せ方は、とりあえず、まず近くで見ておもしろいものを作り、そこを損なわないように、遠くから観ても退屈しないような振付をして、という作業でした。
稽古場ではスペースの関係で、僕は舞台面50㎝くらいの距離から観ることしかできず、そんな場所から観るお客さん居ないのに、で、劇場入ってからその辺の調整をしようと思ってたんだけども、それが甘かった。
仕込みから本番までの時間がなさ過ぎた。
分ってたはずなのに。
場当たりもほぼテクリハのみで、ゲネ後に少し直せて、で初日。
やっぱ初日と二日目はその辺の精度が悪かった。反省。

数日前にも書いたけども、ホントに客席との距離が奪ってしまうものに愕然とした。良い経験だ。

どうなんだろう、今回はやっぱデスロックとは大分違う印象なのかなぁ、まぁそうだろうけども、ただまぁ自分としては、そんなに違うつもりで作ったというわけでもないんだよな。

例えば、バーバリーと言えばトレンチコート、多田と言えば東京デスロック、だとしよう。
今回の作品は、バーバリーの作った自転車、みたいな感じかなぁ。
本当に良い自転車を作る事は専門メーカーには負けるだろう。
ただ、バーバリーの基本理念に則った自転車を作ることは可能だと思う。
とある自転車メーカーが、バーバリーを気に入り、自転車を作らないかと持ちかける、バーバリー側は自転車なんて専門外だし、ブランドイメージを打ち出せるのか考える。
ロゴが入ってるってだけではなく、どうせならバーバリーらしい自転車を作りたい。
試作や失敗を繰り返し、ようやく、バーバリーらしい自転車、が誕生した。
みたいな。

そしてその自転車作りの中から、今まで見落としていた人と商品の関係を発見した、みたいな。

バーバリー自転車なんて作ってないだろうけど。

今回はトレンチコートは作らないけども、乗る人が喜んでくれる自転車を作りたかった訳です。
まぁ途中トレンチコートにしようかなと思った事もあったけど。
コート作りてぇという欲求は、丁度稽古中にGG審査会がありそこで満たされたのでこれもタイミングが良かった。
でも自分的には結構デスロックなんだけどなぁ。
というか、シリーズ物じゃないときのデスロックの本公演ってこんな感じじゃなかったっけ?
基本的に感動してもらえるならば感動して欲しいんだけどなぁ。

今リボルバーくらいの時期なので、今後サージェントペパーやホワイトアルバムという恐ろしい時代に入るとは思います、が、その後来るであろうアビーロード、LET IT BEの時代に備えて、今回は本当に良い経験をしたと思います。
あと演出を仕事にする事についても沢山考えた。
まぁ既に仕事なんだけども。
自分が主宰じゃない、というのもでかかった。
今までは公演を作る=演出だったので。

普段良くデスロックを見てくれてる人からの評判が良いのが嬉しいです、やって良かった。
あと、普段まず俺の芝居を観ないであろう人達に観てもらって、でもやりたいことは概ね伝わったようなので、それも嬉しかった。
あんだけ泣いてもらえばやった甲斐ありましたよ。
出演者のお父さんとかにもちゃんと伝わってた。
目指せHEY JUDE。
観れなかった方残念。

リベンジは大成功でした。
甲さんは実は今回が初舞台。
年齢も当時の俺とほぼ一緒。
初舞台の俳優に無事本番を迎えさせることも出来ました。
やってやったぜちくしょうめ。

何か他に聞きたいことあれば聞いて下さい。




思い出したので、追加でもうひとつ。

柳沢がブルーハーツの「情熱の薔薇」を歌っていたのも、ト書きにあったんですか?選曲が意外でした。
【2007/05/30 02:06】 URL | SYK #-[ 編集]

このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2007/05/29 23:57】 | #[ 編集]















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2017 JNSK OFFICIAL DIARY, All rights reserved.



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。