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起きて、つるかめでパンを買い込む、一日の食料。ゆっくり食ってる時間は無いぜ。

13時過ぎ赤坂到着、若槻千夏セミヌードチャリティTシャツ販売イベントをやっていて、ACTシアター前も長蛇の列。
劇場の内側と外側で人種が大分違うな。

劇場の中でイキウメの前川君と遭遇。新感線とかもちゃんと観てるんだなぁ。

「リチャード三世」観劇。初、新感線です。
お目当ては、ネットでも評判が良い、銀粉蝶さんです。
なんと、デスロックの「リア王」のトークにも出ていただきます、なにしろ蜷川「リア王」にも出ていらっしゃる。

で、感想ですが、なかなか上手く言葉に出来ませんが、2回泣きました。

シェイクスピアの台詞は、長いし、現代的ではないし、独白も多いし、そのマイナス面を補うためにはこういう風にしなくては、という作りで、その作りは、上手くいってるところは良いんだけども、カバーし切れていない部分が、やっぱりシェイクスピアって、現代やるには無理があるよね、と思わせてしまうものだった。
スピード感を出すためだと思うけど、台詞が早い、聞き取れない。長いことは悪いこと、に見えちゃう。
全体的に、シェイクスピアの弱点をカバーしているという印象が強かった。

休憩中に、あるカップルが、「うん、今回でシェイクスピアは二度と見ないって決めたよ」「ねー、そうだねー」という会話をしていた。
席に戻ると隣の席の人達が、「やっぱりシェイクスピアはこれ位派手にしないと寝ちゃうよね」という会話をしていた。

おそらくいつもの新感線の方が、多分、いわゆる面白かったのだろう、で、多分、ACTシアターに観に来た何万人の人の中に、「やっぱりシェイクスピアって台詞長くて面白くないね」と思った人がかなりの数いたんじゃないかな。
もしかしたら「シェイクスピアつまんないなら演劇もそんな面白くないんじゃない」とか思う人もいるかもしれない。
とか思ったらやりきれなかった。
でも、これが、現実なんだろう。
言ったって、新感線ですよ、大人気劇団です、演劇好きな人の大半が支持している劇団です。これが演劇です、と新感線を見せて言えないといかんわけです。
これが演劇じゃなかったら、何が演劇なの?って感じです。

と、まぁネガティブなことを書いていますが、悔しくて泣いたわけではありません。
その中で、銀粉蝶さんが、救ってくれたと思いました。

いや、もう銀粉蝶様です。

銀さんの話すシェイクスピアの台詞は、小手先の逃げもなく、真っ向から、この台詞を観客に届けようと真摯に話され、銀さんが話すと、劇場の雰囲気が一気に変わりました、この瞬間だけは、みんな、シェイクスピアの台詞が届いているんじゃないかと、そんな想像をしてたら、泣いてました。
本当に素晴らしかったです。
もちろん他にも良い俳優さんはいました、古田新太も魅力的な俳優だなぁと思いました。
ただ、銀さんは別格だった。

そして、カーテンコールで、銀さんが前に出たときに、拍手が大きくなり、あぁ、みんなで銀さんの素晴らしさを共有したんだなぁと思ったらまた泣けました。
なんだか、銀さんが演劇を救ってくれたような気がして、演劇とまで言わずとも、少なくとも僕のことは救ってくれました。
次の予定が詰まっていたので、ご挨拶はまた後日と思っていたんだが、休憩中と終演後に、手帳を破って手紙を書いて受付に預けて劇場を出る。
ありがとうございました、としか言えないっす。

終演後、ロビーで、「マーガレットやってたのって誰?」とポスター見ながら話すおば様方がいて、この人ですよ、と銀さんの名前を指さし教えてあげる。

「リア王」のトークは、本当に楽しみだ。


で、17時終演で、17時14分の電車に乗り込み、埼玉へ。
彩の国さいたま芸術劇場にて、蜷川「冬物語」観劇。

今日の2公演のチケットは、完全に裏技で取りました。
ご協力いただいた方、本当にありがとうございました。
裏技なので、席もとても良い席で、ちゃんと予約してる人には大変申し訳無い。

冬物語も、ほんと上手く言葉に出来ないけども、新感線とは真逆、シェイクスピアの台詞を真摯に、丁寧に、観客に届けようと。
そしてパンフにも蜷川さんが書いていたが、ほぼ素舞台で、現代的なモチーフではなく、むしろ400年前のものに近い、おとぎ話として、それを現代の日本人がシェイクスピアを体験するには、ということで作られていて、本当にそう感じました。

主演の唐沢寿明、田中裕子、本当に素晴らしかったです。
他の俳優達も最高でした。

シェイクスピアの台詞を、長いとも、退屈とも、独白に違和感など全く感じず、楽士達と踊るシーンなんて楽しくてたまりませんでした。
独白もたまらなく良かったです、一人舞台に俳優が残ると、お、独白だ、何考えてるのか上手いこと語ってくれ、と思っちゃった。

シェイクスピアを台本だけ読んで、長いよね、とか、こんな事言わないよね、とか、クソ喰らえだったなぁ。
お客さんへ語りかけるタイミングだったり、客席登場のしかたとか、楽しかったなぁ。
演劇ってやっぱこれだよな。

全然通用しちゃったな、シェイクスピア。もちろん、演出が相当素晴らしい。
あと、パンフに載っていた翻訳の松岡和子さん(たっぷり見開きで書いてあります、それも素晴らしい)の文章も良かった。

観ながら、多分、今ほとんどのお客さんスゲー楽しいんじゃないかと、幸せな気分で見続ける。
カーテンコールも、物凄くスタンディングしたかったんだけども、さすがになぁ、と思ってたら、ダブルの時にちらほら立つ人が、もう、速攻立ちました、初スタンディングオベーション。
トリプルの時は、結構な人数が立ってました、なんて幸せな現場に居るんだろう、と、大感動。

二公演とも、とても良い時間を過ごせました。
7時間くらい観たけども、全然良かった。

今月は野田マップも見て、新感線、蜷川と、いままで観てなかった、大劇場のものを観ました。
チケット総額は、気まずいです。

結論は、今まで観てなかった自分はなんてバカなんだろう、でした。

小劇場で演劇やってると、お金もないし、なかなか見に行かないと思いますが、自分のやってることとスケールも違うし、友達も出てないし。
でも、行くべきだと思った。演劇やってるなら。
普段見ないようにしている事を見せつけられることにもなるし、一番大きいのは、今、演劇が一般的に、どういう風に存在しているのか、ということを物凄く考える機会になりました。
1万円くらいのチケット代を払い、客席で楽しみに開演を待って、作品を観て、感想を持って帰って行く、というのが、演劇なんだ。という事だけではないですが、日本では、そう思っている人の方が多い。

あと、面白いですよ、やっぱり。
銀粉蝶さん、松たか子、唐沢、田中裕子と、素晴らしい俳優も見れます。
やっぱり、あの人たちとんでもないや。

今日の二公演とも、明日が楽日です。
新感線が赤坂で13:30から。
蜷川が与野本町で13:00から。
ぜひとも当日券でも観てください。
家賃なんて滞納してもいいじゃないか。

実は、終演後、蜷川さんともご挨拶を交わした。
さすがに緊張した。
リア王をやる話とかを少しした。
「リアかー、大変なのやるねー」とニコニコして仰ってました。

いやー、今月は演劇観たなー。
演劇LOVE。






嬉しいコメントありがとうございます。
がんばりましょうー。
【2009/02/01 23:57】 URL | JNSK #-[ 編集]

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【2009/02/01 23:18】 | #[ 編集]















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