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無事横浜トーク終わりまして、来ていただいた方どうも有り難うございました。
自分的には、もうちょっと切り込んで色々話せたらな、と反省もありますが、レビューについて話すのは、なかなか難しいですね。まとまらない。

終わった後に参加者の方の事前アンケートを読ませてもらって、色々参考になる意見が多数で、勉強になりました。
というか、レビューを書いている方の、心持ちだとか、そういったものに触れることなんて滅多にないので個人的には良い経験でした。

で、その事前アンケートの質問にもあまり答えられなかったので、こちらでいくつか僕に答えられそうなものをお答えします。

・レビューも一つの作品だと思いますか?

えー、のっけから難しい質問ですが、トークでも話しましたが、作品を、その上演を取り巻く時間、観客と共に捉えるとすると、その「演劇公演」と密接な関係を持っているものだとは思います。
批評に対する批評、というものも、成り立つと思っています。
キラリのトークバトルで話した事とも関連してきますが、書き手の、自身の感想、脳内整理、備忘録を目的にしたものではなく、パブリックな、読み手へ向けられて書かれたものは、「作品」というと言葉がなかなか難しいのですが、そう呼びたければ呼んでも良いと思います。「鑑賞」を目的に創られたものが「作品」だと思っています。
今回のトークで難しかったのは、その、書き手、の向いている方向だなぁと思います。
BLOGにしても、誰に向かって発信しているのか、むしろ発信している自覚があるのか、むしろ、自分の脳内整理をそのまま発信している、という向きが多いのだと思いますが、レビュー、批評と呼ばれるものは、少なくとも、書き手自身の為に書かれたものではなく、読み手に向かって書かれているものを指すと思います。



・神戸、青森には何を持っていくんですか?

えー、2007年の演劇LOVEで上演した「LOVE」という作品を出来る限り作り直して持っていきます。
青森は公演と共に現地でのWS発表会もやる予定です。
神戸は、公演の次の週にやる予定です。
演劇LOVEツアーですから、何を持っていくかと言えば、LOVEを持っていくのです。



・レビューを読んで、勝手なこと言ってるなーと思うときは?

えーっと、まぁ基本どれ読んでもそう思ってます。だってそうでしょう、勝手なこと以外言いよう無いと思います。
多分僕のBLOGを読んで、勝手なこと言ってるなーと思っている方もいると思いますし。
どうぞ皆さん勝手なこと言って下さい、それは良い悪いじゃなくてそういうものだと思っています。



・今芝居で食えてますか?食えてないとしたらそれについてどう思いますか?

えーっと、厳密に言うと、芝居では食えてないです。現在アルバイトはしていません。ただ、来年アルバイトをしていない保証はどこにもありません。
芝居で食う、というのもなかなかくくりが難しく、WS講師料、とか、さらにドラマ出演料、というのは芝居で食っていることになるのかという事もあります。
作品のギャラだけで生活することは、なかなか難しい事だと思っています。
例えば小劇場で言えば、チケット\3000で有料動員が1000人だとしましょう。300万円収入があったとしましょう。
ということは、総客席数は、1500席くらいだとして、150人入る劇場を10日くらい借りないといけません。
ここで、100万円くらい。
その規模の劇場だと、まぁ人件費含め、美術、小道具で100万円。
音響、照明で30万円。
制作、チラシで30万円。
これでも多分大分切り詰めた額だと思います。
デスロックとは大分内訳は違いますけど。

で、残りの40万円を、出演者と演出家で割ると。
3人芝居でも一人10万円。
これを1ヶ月くらい稽古して作る。

ね、食えないでしょ?

ちなみに、動員が倍になっても、その分公演の規模も大きくなりますから、かかる費用も倍になります。

僕らは、劇場費がかからないところを探し(多分本来そうあるべきだとすらも思う、この話は長くなるのでまた)、美術もお金がかからなかったり、音響と宣伝美術と舞台監督を演出家が兼任したり、助成金を申請してお金をもらえたりもらえなかったりして、色々無理して俳優と自分のギャラを捻出しています。
ただ、もちろん有料動員1000人なんて全く届いていないので、お客さんが来ないと劇団員のギャラが出ないという事態も余裕であり得ます。

ただ、食う、という感覚を持つことも大事ですが、芸術活動をしているという感覚もポジティブに持って良いと思っています。
芸術活動の一環として、作品を創り、社会にコミットしていき、そこでお金をもらえればいいとは思いますが、経済の場で成立することを目指す活動ではないという感覚が僕にはあります。
芸術とは、本来経済の場とは違うところに存在し得るものだと思っています。
ただ、経済といっても社会の一部ですから、そことの結びつきを度外視することは、危険だとも思っています。

ついでに触れておくと、芸術活動は、今すぐにリターンがくることを目指しているわけではないと思っていて、文学でも美術でも良いですが、100年後の人が心動かされればそれはそれで良いのだと思います。
戯曲も、もちろん現代戯曲が現代人の心を動かす素晴らしさもあり、100年後、その戯曲が古典になったときにもまた違った輝きを見せるのだと思います。
ただ、演出家の仕事はというと、もちろん100年残りません、むしろ、一秒も残らない仕事です。
しかし、演出という仕事は、その100年後を任されている仕事だと思っています。
古典でも現代戯曲でも、作品としての現前する形は違いますが、あまり感覚は変わりません。
100年前に書かれたものでも、1ヶ月前に書かれたものでも、それを今という瞬間に現前させることにはあまり変わりがないと思っています。
作品を後に残すことが目的ではありませんが、今、という時間の中での芸術活動に、プライドを持って取り組んでいます。
人々の心が動く瞬間は、今、しか無いわけですから。

あれ?じゃあ演出は100年後の人々の心動かせないじゃん、ってことになりますが、まぁ戯曲と比べれば短いスパンですが、50年後に思い出してまた心動く要因になるような、素敵な今を創るのが、まぁ仕事かなぁと。いや、まぁ今が良ければそれが一番ですけども。
良い戯曲も、良い上演がないと残らないわけですし、とかまぁそんな感じで、ゴニョゴニョと。



はい、とまぁこんな感じで良かったでしょうか。
とりあえずはこんな感じでご容赦下さい。

あ、で、トークでお話しした東京デスロック論はこちらのページで書いてくれました。
勝手にリンク張って良いもんだろうか?良いのか?すいません。
http://d.hatena.ne.jp/masayukisakane/

で、更についでに、関係ないけど、これ、やっぱスゴイ面白いなぁ。
まずは、これ、長いけど、まぁいつもの話だけども、面白いです。
http://www.ewoman.co.jp/winwin/102ho/index.html

で、これ、しばらく楽しめそう。
http://www.ewoman.co.jp/report_db/id/2655/dow/2/


















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