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3/1
池袋へ。
F/T一本目、イ・ユンテクの「オセロー」を観に東京芸術劇場へ。

開演まで時間があったので、劇場前の伊藤キムさんのプロデュースするおやじカフェに入ってみる。
すると見慣れた顔が、「大恋愛」に出てもらったさいたまゴールドシアターの北沢さんがギャルソンやってた。
そして踊ってた。
コーヒーを飲んで、カフェを出ると、畑先生にバッタリ。

劇場入るとロビーにも見知った顔がちらほら。おー、なんか、フェスティバルだな。

で、「オセロー」。
ク・ナウカの「夢幻能オセロー」に大感動した身としては、ク・ナウカメンバー+イ・ユンテクなんて、これを見逃すわけにはいかない。
まさか美加理さんのデスデモーナがまた見られるとは!

泣く子も黙るイ・ユンテク、韓国の俳優に「多田の稽古もつらいけど、イ・ユンテクはさらに狂ってる」と言わしめる、鬼演出家である。


で、素晴らしかったです。観てよかった。
ク・ナウカ的な盛り上がりがくると、ちょっともうそれだけでたまらないんだけども、俳優が、相変わらず素晴らしい。
そして、イギリスの古典を、日本の能と、韓国のクッ、そして日韓の俳優、そして、宮城さんのオセローを下敷きにイ・ユンテク演出。
フェスティバル/トーキョーという場もよかったと思う。

と、思ってて、こりっち見たら、評判酷いね。
マンスリーアートカフェで、「勝手なこと言ってるなぁ」と思うときはどういうときですか?という質問がありましたが、こういう時に思います。


ので、僕も勝手な事を言ってみます。


ちなみに僕は、作品を見て、メッセージが読み取れないのは、見ている人の感覚が原因だと思います。
むしろ、作り手が、何かのメッセージを観客に伝えようとしているとか全く思ってないし。
べつに読み取れないのは悪い事じゃないし、合わないだけだと思います。
あとたぶん席によってもけっこう違ったかなぁ。俺はT列だったので、もっと前で観たいという欲求が止まらなかったけど。でも大満足だったけど。

あの台詞を聞いて、400年前からの時間や、日韓の時間、そして観劇している今の時間を感じる人もいるだろうし。
ラストも、死んだ後は幸せになったのかな、と涙する人もいるだろう。
演劇の根本的な祭事性に感動する人もいるだろう。

別に作り手がどんなつもりで作ってても、そんなのどーでもよくないですか?

間違いなく、演劇を初めて観る人に食らわせたい演劇だと僕は思います。


それよりも、この作品は、日本の基準では、前衛、となるんでしょうか。
これ凹むなぁ。
物凄く感動したんだけども、同じくらい落胆するわ。

最近、作り手だから色々言わないでおこう、とまだ思ってはいるんだけども、でもこんなドマイナーな世界で、そんな事言っててもしょうがねーな、とかも思い始めている。
そういえば、たとえば映画界では作り手の発言はよくある。
俺1人が言いたい事言ったところで、ドマイナーな世界の人たちが、あの人サムいね、と思うだけで、まぁそれ気にしてんのってスケール小さいなぁ、とか。

で、だ。やはりあの作品を、合う合わないは絶対にあると思いますが、合わないからって前衛といってしまったり、その事を非難する事は、日本の演劇界にとって、何にもならないと思う。
観客は日本の演劇界の事を考える必要は無いのかもしれないが、僕は、考えてほしいと常々思っています。相当悲劇的な状況だしね。

前衛とか、自分に合わなかった時に都合よく使われすぎ。それ何基準だっつーの。

かなり大げさに言うと、日本で普通の演劇と言われているものは、海外だと古典劇と言われているものだと思います。
海外海外ってうるせーなと思われるかもしれませんが、それだと日本の芸術家が海外に行った時に困るんです。
芸術家も日本で作品作る気なくすしね。
「俺は日本でだけ無名だ」と鈴木忠さんが言ったか言わないかって話です。
まぁ別に日本で作ってりゃあ良いんですけど。

その日本感覚で、枠にはめられないものを、前衛だ前衛だと言ってしまうのは、百害だと思うんだよなぁ。もしくは、実験的とかね。本当に嫌いです、この言葉。NGワードだよ。

おそらくフェスティバル/トーキョーには、この先も海外の面白作品が押し寄せてくるだろう、日本の観客はどう受け止めるんだろうか。
そういえば、日本側の作品も、この日本感覚からはみ出して、やれ前衛だ、わからないだのかつて言われていたり、今まさに言われている人たちの作品だ。

とても良いフェスティバルになると思います。

演劇は、日本の演劇界以外のところで行われている、という結果にならないといいけども。


あ、キラリでもフェスティバル/フジミやってます。
フランケンズ、三条会に続いてのシェイクスピア観劇で、また勇気をもらったし、明日からキラリで稽古だし、前衛で実験的な作品になるといいなぁ。









僕は作品を見てないから、そこらへんはコメントできませんが、観客に向かって演劇をやるような演劇を「いい」と言う風潮はなんなんでしょうね。

物語に向かわずに、観客に向かって行為することで「演劇」が成立すると考えていることが、おかしい。

まあ、少年ジャンプもルックスとちょいエロで売るしかない、って状況なんでしょうか(笑)
【2009/03/06 23:43】 URL | よこたたかお #GO8qzq5o[ 編集]















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